第11回STADアドバンス講習会

「脳卒中の基礎とリスク管理のポイント」

~ 脳画像とリスク管理・予後予測につなげるインテーク面接の考え方 ~

講師

荒木謙太郎 (千葉大学大学院博士課程)

主催

Ark Medical Support

講義概要

◇ 目的と背景

 近年の言語聴覚療法領域において摂食・嚥下分野への関心が高まる一方で、脳機能や高次脳機能を「難解」と捉える言語聴覚士が増加している印象を持ちます。そこで本講座では、言語聴覚士として必ず押さえておくべき脳卒中の基礎やリスク管理のポイントについて、丁寧に分かりやすく解説します。本講座の目的は、脳画像から「画像の種類」「脳卒中の病態」「ST介入時に注意すべきリスク管理」「言語障害の予後予測」を推定する力を身につけることです。これらの思考を学び、言語障害スクリーニング(STAD)における臨床所見と併せることで、より精度の高い予後予測や、有益な言語リハビリテーションを計画する際に役立つものと考えています。一日を通して、信頼に足る医療を提供すること、他職種との連携を図ること、1・3・5年後の将来的にチームをリードできることなど、一歩進んだ臨床家を目指す糸口として活用頂けましたら幸いです。

対象 経験年数2-5年目のこれからプリセプターになる言語聴覚士を想定しています。
プログラム

1:頭部CT・MRI(T1・T2・Flair・拡散強調)画像の分類法

2:脳梗塞・脳出血の写り方

3:脳卒中のタイプ別リスク管理

4:脳室と脳画像スライスの高さの見方

5:脳溝と損傷部位の推定法

6:主幹動脈の損傷と言語障害の予後予測

7:穿通枝の損傷と言語障害の予後予測

8:脳画像とスクリーニング所見(症例実習:脳梗塞3例、脳出血1例)

 受講料  16000円(7日間返金保証)
その他 参加者には事前に「STAD検査用紙&検査マニュアル」「頭部CT/MRIの見分け方レポート」を配信しますので目を通してからご参加下さい。

開催概要

東京会場

日時:2017年7月2日(日)

時間:10:00~16:00

場所:JR東京駅、近郊(詳細はご入金確認後にお知らせします)

大阪会場

日時:2017年7月9日(日)

時間:10:00~16:00

場所:JR新大阪駅、近郊(詳細はご入金確認後にお知らせします)


参加者の声

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荒木謙太郎氏インタビュー

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主な履歴

Folia Phoniatr Logop誌掲載2021年9月

AOA学会(マカオ)発表 2019年10月

■千葉大学大学院(博士課程)修了 2018年3月

インテルナ出版社より発売開始 2018年6月

千葉大学大学院(修士課程)修了 2015年3月25日

ASHA学会(フロリダ)発表 2014年11月22日

■第17回認知神経心理研究会発表(岡山)2014年8月24日 

■第21回脳機能とリハビリテーション研究会学術集会「優秀発表賞受賞」2014年4月20日

■STADホームページ開設 2013年3月10日