言語障害スクリーニングテスト「STAD」

  • STAD言語障害スクリーニング スクリーニングに苦慮するすべての言語聴覚士へ
  •  Screening Test for Aphasia and Dysarthria Get STAD right now!
STAD言語障害スクリーニングテスト

STADは脳損傷後の症例に対し、言語聴覚士として求められる、失語症・構音障害・その他の高次脳機能障害をスクリーニングします。

 

3領域から構成

言語検査

構音検査

非言語検査


以上の3領域から構成され、過去の検討から、一定の信頼性と妥当性が明らかとなっています。

STADの主要諸元

■英語版STADは こちら 

スクリーニングの悩みを解決

「スクリーニングは、切り貼りして 一応 自分なりに作ったけれど、自信が持てません・・・。」

 

 このホームページによせられる、多くのビギナー言語聴覚士の声です。よく分かります。

その気持ち。なぜなら、かつて僕自身もスクリーニングで悩んでいたからです。

そして、臨床経験を10年積んでも、やはり初診の臨床は骨が折れます。

だから言語聴覚士として初診は第一の関門でしかるべきだし、充分に悩んで研鑽することは、臨床家として正しい姿勢だと、僕は思います。

 

あなたの悩みが、ほんの1ミリでも解決に向かう「道標」となることを願っています

STADが選ばれる理由

開発者

荒木謙太郎 Kentaro Araki

千葉大学大学院医学薬学府

職業:言語聴覚士 医学博士

初診の臨床やスクリーニングで苦慮した僕自身の経験から、STADの開発を始めました。同じように悩む あなたの お役に立ちたい と考えています。ひいては患者さんのためになるなら、こんなに嬉しいことはありません。

> 開発者プロフィール <


STADユーザーの声

言語聴覚士 上原様

どうしたら、患者様の負担を減らして早くに症状を理解できるか、どうしたら、短時間でスクリーニングができるか考えていました。STADを実施する側も慣れるまでは、何度か行う必要があるかと思いますが、難しいマニュアルというわけではないので何度か練習と、実践してみることで慣れたいと思います。STADを作っていただき、ありがとうございます。

言語聴覚士 宮阪様

新患評価の際に、新人と経験者では評価視点に差が出たり、どのような点を評価すべきか戸惑っている場面が見受けられました。アドバイスはするものの、こちらもそれが絶対的なものではない為、自信がない部分もありました。スクリーニングは簡便ですが、簡便だからこそきちんと内容を理解する必要があると思います。

ユーザーの声

推奨をいただきました

認知行動生理学 清水栄司 教授
荒木謙太郎氏は脳損傷例におけるコミュニケーション能力を評定する言語障害スリーニングテストの研究に尽力しておられます。同テーマにおいて千葉大学大学院医学研究院修士課程・博士課程を修了され、現在は特任研究員として従事されています。今後もエビデンスに基づくSTAD研究の発展と、コミュニケーション障害を有する多くのクライアントに貢献する有益な医療を提供するものとして普及頂けますよう応援しております。

リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻 小薗真知子 教授
言語聴覚士の仕事の究極は、「Art」職人技に通ずると思っています。障害の本質を的確にとらえ、どのような指導がその人の生きる力に必要なのかを考え抜く仕事だからです。個性的で天才と呼ばれた画家達も、初期には基本のデッサンを飽くことなく繰り返しています。同様に、言語聴覚士としての技量を高めるには、エビデンスに基づいたスクリーニングを行って判断力を磨く必要があります。言語聴覚士としての「Art」、技術や知識の基礎固めとして、荒木先生の10数年来の研究成果であるSTADは大きな力になるでしょう。

 

文責 STAD開発者代表 荒木謙太郎

実績

第2回言語聴覚研究優秀論文賞
言語聴覚研究優秀論文賞
第21回脳機能とリハビリテーション研究会優秀発表症
脳機能とリハビリテーション研究会優秀論文賞

よくある質問

Q.失語のタイプ分類・高次脳機能障害の種類の特定・構音障害/発語失行の鑑別はできますか?
A.STADはあくまでスクリーニングであり、確定診断は、点数に表れない質的な観察、その後の臨床症状や詳細な神経心理検査から行って下さい。

Q.STADは慢性期でも使えますか?

A.はい。使えます。

Q.英語版STADを頂けますか?

A.使用目的によって交渉可能です。

Q.そもそもSTADは必要ですか?

A.海外では、歴史的にも古くから、多くのスクリーニングに関する研究や、定量的分析が行われていますが、本邦では、そうした検討がまだまだ充分ではありません。

実習地や学校でも人によってバラバラで、ビギナーにとっては「何が良いのかも分からない」のが現状だと思います。ただし、既にノウハウをお持ちの経験者や、職場で慣れ親しんだフォーマットをお持ちの方においては、STADは不要であり、STAD申請もご遠慮下さいますよう予めご了承ください。

POSTインタビュー絶賛掲載中

荒木謙太郎氏インタビュー

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主な履歴

Folia Phoniatr Logop誌掲載2021年9月

AOA学会(マカオ)発表 2019年10月

■千葉大学大学院(博士課程)修了 2018年3月

インテルナ出版社より発売開始 2018年6月

千葉大学大学院(修士課程)修了 2015年3月25日

ASHA学会(フロリダ)発表 2014年11月22日

■第17回認知神経心理研究会発表(岡山)2014年8月24日 

■第21回脳機能とリハビリテーション研究会学術集会「優秀発表賞受賞」2014年4月20日

■STADホームページ開設 2013年3月10日