千葉大学大学院医学薬学府
職業 言語聴覚士 医学博士
言語聴覚の分野において、臨床と研究の実践を志しています。いつか それが 世の中の役に立てる ということが 僕の夢です。
2003年、スクリーニングテストの検討を初めて報告した時は、研究のイロハも分からず、発表後には厳しい指摘をうけました。指摘の内容は、緊張のあまりよく分かりませんでしたが 「あなたがテストを作れるわけない」 ということだったと思います。臨床を始めて2年目の時、苦労が報われないような、にがい思いを味わいましたが、確かに発表内容は未熟なものでした。
それから かれこれ 20年が過ぎます。その間には、”そもそもこのテーマは研究として成立するだろうか?”と、分からなくなり不安になりました。”やらなければ やらないで 過ぎていくし”と諦めて、実は、何度か研究が頓挫してます。
しかし、幾つかの学会発表の経験を経て、先生方に支えられて、少しずつ、研究する力がついてきました。本当に素晴らしい先生方との出会いに恵まれました。論文を執筆する際には、必死になって、ようやく受理までに辿りつき、論文は2009年に上梓されました。
論文は幸運にも 「第2回言語聴覚研究優秀論文賞」 を受賞しました。この賞は、過去3年間に「言語聴覚研究」に掲載され、筆頭著者が40歳未満の論文のうち、最も優れていると編集委員が評価した論文1編に対して与えられるものです。
2012年6月15日、第13回日本言語聴覚学会、福岡国際会議場にて授賞式が行われ、深浦会長から表彰状および記念品を受け取りました。右記はその時の様子です。人生史上最大の栄誉であり、大変嬉しく思っております。
現在は、言語聴覚士として千葉市の病院に勤務する傍ら、千葉大学大学院医学研究院・医学部(博士課程)に通い、研究テーマとして 「脳損傷後の言語障害スクリーニングテストSTADの開発」を行っております。
また、今後は、言語障害スクリーニングテストを究めると同時に、臨床的にどのように役立てるのか?ということにも精力的に取り組む必要があると考えています。
このホームページを作成したのもその一環です。
ここでは、Screening Test for Aphasia and Dysarthria(第2回言語聴覚研究優秀論文賞) の開発過程や臨床応用の可能性について、特に、論文では伝えられない部分について紹介したいと思います。
最後に、8,590万ページ以上あるという日本のホームページの中から(総務省情報通信白書、2004) 当ページにアクセスされ、ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
このホームページが一人でも多くの方の参考になれば幸いです。
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